レーシングカートのエンジンは定期メンテナンスが必要です。
メンテナンス項目
1.上回りOH…ピストン交換(ピストン、リング、サークリップ、ピストンピン、スモールベアリング、ガスケット類 等)
2.フルOH…上回りOH+部品交換(コンロッド、ビッグエンドベアリング、コンロッドワッシャー、クランクピン、サイドベアリング、オイルシール、点火時期(BTDC)調整)
3.セル付エンジン…さらにクラッチチェック、スタータモータチェック
4.キャブレターOH…チェック圧調整、ガスケットキット交換、細部清掃
★YAMAHA...KT100SD/SEC...ピストン交換7~8時間、フルOH20時間程度、キャブレターOH…レース毎(4時間程度)が望ましい。それ以外であればピストン交換と同時進行。
★PRD…Avanti…ピストン交換10時間程度、フルOH30時間程度。キャブレターOH…レース毎(4時間程度)が望ましい。それ以外であればピストン交換と同時進行。
★VORTEX…ROK(SuperROK)…ピストン交換は半年に1度程度、フルOH2年に1度程度。ただし、キャブレターの清掃、クラッチのチェックは走行毎に、バランサーギアのチェック、ギアーオイル交換、スタータモータチェックはレース毎が望ましい。
エンジンの使用管理はデータロガーよりもOPPAMA(PET-3200R)アワーメーターの使用が推奨。
理論的にエンジンが最もパワーの出るときはエンジンOHから~2時間くらいが目安。
きちんとメンテナンスしても破損(壊れる)の場合はあります。ただし、頻度は圧倒的に減ります。また、レースに合わせてパワーをフルに生かすことができます。
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