2010年9月27日月曜日

全日本選手権 西地域 第5戦 琵琶湖スポーツランド 速報

全日本選手権 西地域 第5戦は9月26日、滋賀県・琵琶湖スポーツランドにて行われた。
ハラダカートクラブからはFS125クラスに3名、FPジュニアクラスに3名、併催のブリヂストンシリーズ西地域キッズクラスに1名の計7名が出場した。

全日本選手権であるFPジュニアクラスは公式予選で稲寄速人(INTREPID/YAMAHA)が12位、酒井翔大朗(FA-KART/YAMAHA)が21位、橋詰拓馬(CRG/YAMAHA)はタイムを計測したものの、エンジントラブルにより交換をを強いられ、最下位からの予選スタートとなった。
予選ヒートは上位陣についていく稲寄、後方からの酒井、橋詰の追い上げで展開。前半稲寄はグリップ不足に悩んでいたが、中盤からは巻き返し追走。後半でライバルの1台をオーバーテイクし11位フィニッシュ。酒井は追い上げ13位、橋詰も17位までポジションを上げた。
決勝ヒートは序盤でクラッシュが発生。その間を抜けた稲寄、酒井、橋詰。稲寄は予選同様、前半苦しんでいたが、中盤に差し掛かるところでペースアップ。しかし、激しいバトルの結果、接触を喫してしまい惜しくもリタイヤとなる。酒井も自分のペースを守り、ミス無く周回を重ねる。橋詰も酒井の少し後ろで前方を見据える。結局そのままフィニッシュとなり、酒井は11位。ジュニア選手権でのポイントを獲得。橋詰も14位で惜しくもポイントには届かなかったものの、自分のいい走りができた。

地方選手権であるFS125クラス。公式予選は7分間。米川直宏(FA-KART/IAME)が11位。しかし、6位まではコンマ2秒差の接戦。高瀬啓太(FA-KART/IAME)が12位、加藤雄祐(TONYKART/IAME)は最後尾14位から追い上げを図る。予選ヒートはスタート直後トップグループがクラッシュ。3人も巻き込まれてしまう。高瀬はこのクラッシュでトラブルを抱えてしまい途中リタイヤ。米川もバトルを繰り返すが、慣れない琵琶湖で思うように順位を上げられない。加藤はその後方で我慢のレース。予選は米川が8位、加藤が10位、高瀬は12位。
決勝ヒート、ローリング開始で米川のエンジンに火が入らず遅れたが、メカニックの迅速な対処によりスタート。最後尾からの追い上げとなる。数週のローリングの後スタートが切られる。加藤はここでジャンプアップに成功しポジションを上げる。高瀬もそれについていく。米川は最後尾から1台ずつオーバーテイクしていく。加藤はライバルに抜かれた際に失敗し最高峰までドロップダウン。しかし、自分のベストを尽くして走行を続ける。そしてチェッカー。米川はスタートで遅れたことが災いしてか10位。高瀬が13位、加藤は14位フィニッシュとなった。

ブリヂストンシリーズ西地域は伊藤琢磨(AMIGO)が出場。このキッズクラスのエンジンは抽選デリバリー制。今回のエンジンはいまひとつ走らず苦戦を予感させる。残念ながらその予想は当たってしまい、後方に沈む。予選も決勝もコーナリングで詰めても加速で負けてしまい、なかなか上位に食い込めない。結局最後まで後方集団から抜け出せずチェッカーとなった。しかし、7歳の伊藤はそれでもなんとかしようと頑張った姿に関係者は拍手を送った。

2010 CIK-FIA World Karting Championship

2010年CIK-FIA世界選手権(World Karting Championship)がスペインZueraで9月16~19日の日程で行われた。例年、世界選手権といえばSuperKF(KF1)で行われるのであるが、今年はCIKとメーカーの折り合いがつかず、ヨーロッパ選手権もキャンセルになるという事態に。この状況を経て、CIKは世界選手権をKF2レギュレーションで行うことを決定。その結果、120台を超える大量エントリーが実現した。その中にはWSK SuperKFチャンピオンDe Vries, Nyck(ZANARDI/Parilla)、2009年ワールドカップSuperKFチャンピオンDe Brabander, Yannick(INTREPID/TM)、フェラーリと契約しヤングドライバープログラムに参加しているMaisano, Brandon(INTREPID/TM)などビッグネームも参加。若手がどのような戦いをするか注目が集まる。

タイムトライアルはウェットコンディションで行われた。ここでトップタイムをマークしたのはVarley, Luke(TONYKART/VORTEX)。タイムは1:16.461とフォーミュラのようなタイム。2位はLennox-Lamb, Jordon(BIREL/BMB)、3位はGhiotto, Luca(ZANARDI/Parilla)。De Vriesは17位。唯一の日本人ドライバー金丸悠(TONYKART/VORTEX)は19位。ハラダカートクラブから美浜の全日本に参加したインドネシア人Sean, Ricardo Gelael(EXPRIT/VORTEX)は72位。

予選ヒートは8グループに分けられた。ドライバーあたり4ヒートを走行する。毎回激しい争いの中、予選総合トップを獲得したのはTT38位から追い上げたChamberlain, Jordan(TONYKART/TM)。Chamberlainは1位x2回、2位x1回で安定して減点を少なくした。2位はJohansson, Joel(ENERGY/TM)、3位はKing, Jordan(BIREL/BMB)。TTトップのVarleyは4位、De Vriesは10位。その他De Brabander、Maisano、Hanley, Ben(MARANELLO/MARANELLO)など無事予選通過。TONYKART Racing Teamが苦戦する中、ただ一人、金丸悠は12位で予選通過。WSK KF2チャンピオンD'Agosto, Ignazio(TONYKART/VORTEX)は一歩届かず予選落ちを喫した。

117台から34台に絞り込まれたプレファイナル。Chamberlainは序盤3位まで一時後退するものの、中盤で逆転しトップチェッカー。ファイナルのPPを獲得する。12番手スタートから徐々に順位を上げた金丸悠は後半2番手を走行。3位はDe Vries。本人はイン側スタートがほしく、最終ラップでDe Vriesを待っていたとのことだが、相手もそれを知ってそのまま3番手フィニッシュ。金丸はフロントローを獲得。

ファイナルは18周。1周が1700mあるZueraでワールドチャンピオンが決定する。スタートからChamberlainがダッシュ。2番手にはDe Vriesが作戦通り浮上したかに見えたが、6番手スタートのMoller Madsen, Nicolaj(ENERGY/TM)が2番手を奪う。金丸は6番手で1周目を終えるが次の周には5位浮上。De Vriesは4周目に2位にポジションアップ。金丸も4番手に上がる。レースはそのまま進行。そしてファイナルラップでDe Vriesが動いてトップに浮上。そのままフィニッシュし、ワールドチャンピオンを獲得した。2位は惜しくもChamberlain、3位はMoller、金丸は4位フィニッシュだった。

タイムトライアル
http://www.cikfia.com/News2010/Zuera/KF2QPOVERALLR.PDF

予選総合
http://www.cikfia.com/News2010/Zuera/KF2QHOVERALLR.pdf

プレファイナル
http://www.cikfia.com/News2010/Zuera/KF2WKCPREFINALR.pdf

ファイナル
http://www.cikfia.com/News2010/Zuera/KF2WKCFINALR.pdf

2010年9月23日木曜日

SL石野シリーズ第6戦

SL石野シリーズ第6戦は9月19日に行われた。
ハラダカートクラブからは4名のドライバーが出場。

YAMAHA-SuperSSクラスに出場した友藤啓佐(HAASE)はTT5位でスーパーラップに進出。そのスーパーラップでも5位であったが久々の1周TTだったので致し方なかったであろう。友藤は予選でも5位フィニッシュ。川北浩之(FA-KART)はTTで大苦戦の14位。予選ヒートでは若干持ち直し11位であった。久しぶりの出場となる鈴木洋介(FA-KART)はTTで11位。予選は13位で少し順位を落とした。決勝ヒートは友藤がひとつポジションを上げて4位でフィニッシュ。惜しくも表彰台には一歩届かなかった。川北は10位フィニッシュ。この猛暑のレースでセットもいまひとつ合わなかったであろう。鈴木は最終的に17位でフィニッシュした。

YAMAHA-SSクラスには急遽、織田祥平(FA-KART)がエントリー。TTは13位で最下位だったが、トップからのタイム差はたった0.6秒。大混戦のレースが予想され、予選ヒートは11位。決勝も最終的に11位となった。

YAMAHA-SuperSSリザルト ⇒http://www.ishino-circuit.com/file/45/result_y_sss_100919.pdf
YAMAHA-SSリザルト ⇒http://www.ishino-circuit.com/file/45/result_y_ss_100919t.pdf

2010 CIK-FIA WorldCup For KZ1 & KF3

SuperKFのワールドカップは毎年鈴鹿で行われるが、KZ1とKF3はこの時期に同時開催にて行われる。今年の舞台はポルトガルのBRAGA。1周1286mでハイスピードとテクニカル両方の特徴を併せ持ったチェレンジングなサーキットだ。

KZ1クラスは今年INTREPID勢が大活躍。Lammers, Bas(INTREPID/TM)をはじめ多くの有力ドライバーを揃える。タイムトライアルでトップを獲得したのはPex, Jorrit(CRG/MAXTER)。2位はRenaudie, Manuel(PCR/TM)。3位はLammers, Bas。ちなみにWSKチャンピオンのJ.Thononは参加していない。

予選は3ヒートで開始。Lammersは2ヒートでトップチェッカー。のこりも3位で総合で1位を獲得。TTトップのPexは2位、3位はIglesias, Jérémy(INTREPID/TM)が浮上した。Renaudieは1ヒート目を落とし総合8位だ。

プレファイナルは16周。Lammersはここでもトップチェッカー。WSKでチャンピオンになれなかった悔しさを晴らすような快走。2位はIglesiasが入り、INTREPID勢が1-2体制。

ファイナル24周。CIKイベントKZ1クラスの世界チャンピオンが決定する。スタートから飛び出したのはLammers。2位もIglesiasが追走。3位はプレファイナルで順位を回復したRenaudei。レースはLammmersが独走を築いていく。その後方ではIglesiasとRenaudei、さらにはNinarという聞いたことの無いシャーシを使用するKurki-Suonio, Oskari(Ninar/TM)がバトル。レース中盤の18周目、Kurki-SuonioがRenaudeiをパス。3位に浮上。最終的にLammersは2位に5秒以上の大差をつけて見事ワールドカップを獲得。2位はIglesiasが守りINTREPIDが1-2フィニッシュ。3位はKurki-Suonioが表彰台を獲得した。

若きカートドライバーの争いKF3クラス。日本で言うFPジュニアクラスに相当する。タイムトライアルはINTREPIDの新鋭Albon, Alexander(INTREPID/TM)。予選ヒートは総勢78台ということで5グループに分けられ、それぞれ4ヒート行う。このような予選ヒートは総当たり戦ですべてがTTの結果順からスタートする。TTの比重が重いと思いがちだが、予選の4ヒートもすべて上位で安定しなければ予選通過はならない。ひと時も安心できない激しいレース形式だ。
予選の総合1位を獲得したのはAlbon。その4ヒートの予選すべてトップチェッカー。文句のつけようの無い走りでプレファイナルのPPを獲得。2位はVerstappen, Max(CRG/MAXTER)。元F1ドライバーJ.Verstappenの息子になる。3位はOlsen, Dennis(ENERGY/TM)。

プレファイナル、Albonはこの12周のレースもトップを守り通した。Verstappenは5位に後退。変わって2位に入ったのはJones, Edward(ZANARDI/TM)。3位はGasly, Pierre(SODIKART/Parilla)。

ファイナルは20周。Albonはスタートからトップを守る。途中一度2位に後退するものの、次の周にはトップに返り咲く。中盤から2位に浮上したのはVerstappen。3位はO'keeffe, Callan(FA-KART/VORTEX)が浮上。レースは最後まで目の離せない展開にはなったが、順位の変動は無くそのままチェッカー。Albonはすべてのヒートで1位を獲得し優勝。INTREPIDはKZ1も制しているのでこのレースは完勝。2位はVerstappen。3位はO'keeffeだった。

KZ1ファイナル ⇒http://www.cikfia.com/News2010/Braga/KZ1FINALR.pdf
KF3ファイナル ⇒http://www.cikfia.com/News2010/Braga/KF3FINALR.pdf

CIK-FIA "U-18" World Karting Championship Round2 ALCANIZ

18歳以下のカート世界選手権であるCIK-FIA “U-18” World Karting Championshipの第2戦がスペインのALCANIZにて8月27~29日の日程で行われた。

54名のドライバーがタイムトライアルに挑み、トップタイムをマークしたのはS.Teemu(Maranello/WKE/DUNLOP)。予選ヒートは総当たり戦で10ヒート(1ドライバーあたり4ヒート)行われる。総合トップを獲得したのはSathienthirakul, Tanart(INTREPID/WKE/DUNLOP)。

このレースは予選ヒートを通過した34名でプレファイナル2ヒートを行い、その総合成績でファイナルのスターティンググリッドが決まる。プレファイナル1でトップチェッカーを獲得したのはTTでトップだったS.Teemu。プレファイナル2ではJ.Edward(MARANELLO/WKE/DUNLOP)。

ファイナルのスタートはS.TeemuとN.John(INTREPID/WKE/DUNLOP)がフロントローを分けた。スタートからS.Teemuがトップを走行する。2番手には5番グリッドからS.Adam(INTREPID/WKE/DUNLOP)がジャンプアップ。3番手も7番グリッドからポジションを上げたP.Chiara(PALORIN/WKE/DUNLOP)がつける。イン側スタート勢が上位に進出。レースはそのまま進んでいったが、ファイナルラップでS.Adamが逆転。S.Adamはトップチェッカーをくぐり優勝を飾った。

2010年9月17日金曜日

全日本選手権 SuperKF Round4 茂原 車載カメラ 佐藤奨二 第7戦 予選ヒート

とりあえず1個アップしました。
動画の編集はまだ不慣れなので、カッコよくありませんがちゃんと見れます。
迫力のSuperKFのレースをお楽しみください。
残りの3ヒートもアップ出来次第掲載します。

SL石野シリーズ第5戦

SL石野シリーズ第5戦は9月19日開催されます。
ハラダカートクラブからは3名のドライバーが出場。

YAMAHA SuperSSクラス
川北浩之(FA-KART)
鈴木洋介(FA-KART)
友藤啓佐(FA-KART)

鈴木選手は久々のレース出場となります。川北選手、友藤選手も表彰台に期待っ!!

2010年9月16日木曜日

全日本選手権 西地域 第5戦 琵琶湖スポーツランド


全日本選手権 西地域・第5戦は9月26日、滋賀県・琵琶湖スポーツランドにて開催されます。
併催レースと合わせてハラダカートクラブからは7名のドライバーが出場。

全日本選手権FPジュニアクラスには2回目の出場となる橋詰拓馬(CRG)、酒井翔大朗(FA-KART)。さらに初参戦の稲寄速人(INTREPID)。練習走行でもまずまずのタイムを刻んでいるとのことで期待がもてそうだ。

地方選手権FS-125クラスには瑞浪大会に出場した米川直宏(FA-KART)と高瀬啓太(FA-KART)が2回目の地方選を挑戦。また、IAME X30レース自体が初レースとなる加藤雄祐(TONYKART)。

ブリヂストンシリーズ西地域・キッズクラスには伊藤琢磨が出場。先日行われた個々琵琶湖でのSLレースのキッズクラスで優勝を飾るなど非常に好調で、ランキングも気になる終盤戦にどう戦うか見物だ。

全日本選手権 FPジュニアクラス
酒井翔大朗(FA-KART/YAMAHA/BS)
橋詰拓馬(CRG/YAMAHA/BS)
稲寄速人(INTREPID/YAMAHA/BS)

地方選手権 FS-125クラス
米川直宏(FA-KART/IAME/DL)
高瀬啓太(FA-KART/IAME/DL)
加藤雄祐(TONYKART/IAME/DL)

ブリヂストンシリーズ キッズクラス
伊藤琢磨(AMIGO)

2010年9月15日水曜日

SLレインボーシリーズ第5戦・キッズ第8戦


SLレインボーシリーズ第5戦は9月12日行われた。
ハラダカートクラブからは3名のドライバーが出場。

キッズエキスパートクラスはランキングトップの伊藤琢磨が琵琶湖へ遠征したため不参加。その伊藤のチームメイト田中大貴はタイムトライアルから他のドライバーを圧倒。終わってみれば予選も決勝もすべて1位のパーフェクトウィン。今期シリーズ戦においての初優勝を飾った。


KTエンジョイオープンクラスは武内広明(BIREL)が前日からまずまず好調。しかし、タイムトライアル5位、予選ヒート6位と出遅れた。決勝ではすぐに5位にポジションアップ。レース中盤に4位にポジションを上げるが、その間に上位3名は逃げており結局そのままのチェッカーとなった。堀川祐希(FA-KART)は2回目のレインボー参戦。まだ練習不足があるのか思うようにタイムが上げられない。タイムトライアル7位、予選ヒート8位、決勝ヒートは9位に終わった。

2010年9月10日金曜日

茂原 ベストショット

茂原での伊藤巧作選手。2コーナー立ち上がりでキャブ調整しながらの走りを激写。
今年のいちばんかも・・・。

CANON EOS20D + EF75-300mm IS USM
シャッター優先設定 1/320sec F5.0

クラッチベアリンググリス

クラッチベアリンググリス。
近年のレーシングカートエンジンの半分以上がクラッチ付エンジンになってきています。ダイレクトエンジンに比べ、部品点数、メンテナンス項目が多くなるのですが、その中で毎回チェックするのがクラッチベアリング。
クラッチベアリングは高回転で回るため非常に高温になります。ですので、その状態をそのままにしておくとクラッチベアリングが油切れを起こし、ベアリングローラーが焼きついてしまいます。そうすると、スムーズにクラッチが動かず、駆動系のパフォーマンスに影響してしまいます。
クラッチベアリングのメンテナンスは非常に簡単。単純にクラッチドラムを取り外し、シャフト(クランクシャフト)、ベアリング、クラッチドラムにグリースを塗るだけです。さらにその奥と手前のワッシャー側面にも塗付するとより効果的でしょう。

クラッチベアリンググリスには様々な種類があります。耐高温はもちろんのこと、どれだけスムーズに回せるかもひとつの目安となります。今回は主に市販している3種類をご紹介。



ウレアグリス(15g) 販売価格¥315
…とにかく安いグリース。コストを下げるならベストな商品。



FAG リチウムベースグリース(25g) 販売価格¥735
…粘度の低い透明性のあるグリース。ベアリングに抵抗感をあたえずスムーズに回せるでしょう。



F-0グリース 販売価格¥1,680
クラッチベアリンググリースの決定版。ナノレベルまで浸透するその効果はベアリングに必要な性能すべてを持っている。
各種フリクションロスを極限まで追求するラジコンや釣りのリールなど、抵抗がすべてを左右する業界に絶大な信頼を得ている。
FA-KART RTのVORTEXエンジンはこのグリースを使用。

SLレインボーシリーズ第5戦




9月12日に行われるSLレインボーシリーズ第5戦のハラダカートクラブからのエントリーです。

KTエンジョイオープンクラス
武内広明(BIREL)
堀川祐希(FA-KART)


2010年9月8日水曜日

SPARCO レーシングスーツ 価格改定

イタリア・レーシングウェアの大手、SPARCO(スパルコ)製レーシングスーツの価格が改定となりました。
近頃の円高は日本企業にとって大きな痛手となっておりますが、これらの輸入商品に関しては為替の有利さが出ております。今シーズンは残り少ないですが、来シーズンに向けてウェアの新調を考えてはいかがですか?

ROOKIE ¥22,680(旧¥28,770)
ROOKIE-Jr. ¥20,790(旧¥26,460)
JESOLO ¥31,500(旧¥37,380)
JESOLO-Jr. ¥29,400(旧¥34,860)
JARNO ¥37,800(旧¥44,940)
JARNO-Jr. ¥35,700(旧¥42,420)
SAETTA-X5 ¥47,460(旧¥56,280)
X-Light K7.0 ¥58,800(旧¥69,930)
X-Light K7.0 SP ¥60,900(旧¥72,450)

当店特別価格はWEBページ(作成中)をご覧ください。

2010年9月6日月曜日

全日本選手権 Round4 茂原 日曜日 速報

全日本選手権SuperKFクラスRound4はレース当日の日曜日を迎えた。この日も天気は快晴で気温もグングン上昇。マシン、ドライバーともに過酷なレースと予想された。

SuperKFクラスは朝一から公式練習、FA-KART RTの佐々木大河がトップタイムをマーク。佐藤奨二も4番手とここ茂原でいい流れを掴む。2グループに分かれたタイムトライアルはAグループに佐藤、佐々木、伊藤巧作。Bグループに藤松楽久が出走。思いのほかBグループのペースがよく、総合では佐々木が11位、佐藤は12位、藤松が18位、伊藤はエア漏れトラブルが発生し27位と出遅れた。

第7戦の予選ヒート、スタートのやり直しが功を奏し佐藤、佐々木はポジションをアップ。佐藤はかなりレースペースがよく最終的に3位まで順位を上げる。佐々木も7位ゴールし、表彰台への期待が高まる。伊藤は18位、藤松は19位。

第7戦決勝はスタートで佐藤が2番手に浮上。佐々木も2コーナーの多重クラッシュをうまく避け4番手にポジションアップ。藤松はこのアクシデントに巻き込まれリタイヤとなる。佐藤はトップを追いかけ始めるが、後ろからのプレッシャーも激しくなかなか抜け出せない。レースは緊張状態を保ったまま進行。9周目、佐藤の後ろを走っていたドライバーがトラブルでリタイヤ。佐藤は単独走行となりトップの選手を追撃する。佐々木も自動的に3位に上がり、FA-KART RTは2-3位を形成。14周目、佐々木のマシンが突然ストップ。エンジントラブルが発生し悔しいリタイヤとなった。佐藤は終盤、トップの選手との差を徐々に詰め始めるが、その差は大きく23周のレースを2位でフィニッシュ。自身、チームにとって今シーズン2回目の表彰台を獲得した。伊藤は終盤、接触によりリタイヤを喫した。

第8戦予選ヒート。第7戦の決勝のスタートでフレームを大きく破損した藤松だったが、なんとか修正し出走となる。スタートで佐々木が好調。11番手から一気に上位へ進出。佐藤はスタートは普通であったがレースペースは誰よりも速く、順調にポジションをアップ。しかし、中盤で接触があり順位を下げる。しかし、佐藤はもう一度追撃を開始し、スタートポジションと同じ12位まで回復する。佐々木は中盤でシャーシセットの微妙な変化により思うようにポジションを上げられないが、それでも5位でフィニッシュ。伊藤は第7戦同様18位、藤松はフレームがうまく動かず22位。

第8戦決勝ヒート。佐々木はスタートで2番手に浮上。佐藤もポジションを上げる。伊藤、藤松も激しいポジション争いの中、必死に順位を上げる。佐々木はその勢いのままトップに浮上する。佐藤も中盤で5位までポジションアップ。佐々木は2番手以降を引き離せないでいるが、オーバーテイクさせる隙も与えずレースを引っ張っていく。佐藤は少しペースを落とし7番手。そして佐々木はファイナルラップをトップで突入。その2コーナー、3番手選手が2番手選手に仕掛け一瞬スペースが開く。その瞬間、誰もが佐々木の優勝を確信。しかし、直後佐々木のエンジンはまたしても息を止めてしまった。初優勝まで残り3/4周のドラマであった。佐藤は6位でフィニッシュ。2戦連続のポイント獲得。伊藤は17位、藤松は19位でフィニッシュ。難しい茂原での完走を果たした。レース後、佐々木はパルクフェルメで涙した。しかし、この悔しさは最終戦鈴鹿で果たすであろう。


KF2クラスには佐伯新がエントリー。タイムトライアルでほとんどの選手が開始直後出走する中、路面が良くなるのを待ち続ける。そして残り4分を切ったところでコースイン。3周アタックし、見事トップタイムをマーク。全日本初参戦で初PPを獲得した。しかし、続く予選ヒート、ローリングからキャブレターの調子が悪くなり、最後尾でのスタートとなってしまう。レースが開始されても改善しなかったため、1周でリタイヤ。キャブレターをOHし挑んだ決勝ヒート。10番手スタートから追い上げを狙うが、キャブレターの調子が上がらず、さらにジェッティングも決まらないためペースを上げられない。我慢の走りながら順位を上げていき、6番手で走行。レースはそのまま進行していたが、終盤ひとつポジションダウン。最終的に7位でのフィニッシュとなった。佐伯は最終戦鈴鹿での挽回を誓った。



  
FP-ジュニアカデットクラスでは古関風眞(ガレージスマイル/FA-KART)がエントリー。SUGOで優勝した全日本ランカーだ。古関はTTで1位、予選を2位でフィニッシュすると、決勝ヒートでも常にトップグループでレース。最終的に展開に恵まれなかったが3位表彰台を獲得した。

2010年9月4日土曜日

全日本選手権 ROUND4 茂原 土曜日

全日本選手権は2日目土曜日。
この日は20分x4回の走行時間があった。佐藤奨二は前日に引き続き好調をキープ。NEWタイヤを投入したセッションは全体のトップタイムをマーク。さらに最後までそのペースを落とすことなく、明日の日曜日に勢いを保っている。土曜日入りの佐々木大河もすばらしいタイムを連発し、佐藤とともに常にTOP5の中に身をおいた。シャーシに違和感があるため、急遽シャーシ交換を行ったが、前週の練習でいいタイムをマークしているので、うまくいけばさらにラップタイムを上げていくであろう。
藤松楽久、伊藤巧作は自己ベストをさらに更新。佐藤、佐々木にかなり近づき、トップからもコンマ5秒以内をキープする走りを見せ、FA-KART RTは全員がポイントを獲得できるチャンスとなりそうだ。


KF2の佐伯新もNEWタイヤ投入時はほぼトップのタイムを記録。シャーシのセットアップも進め、初めてのKF2でいいリザルトが期待できる。

2010年9月3日金曜日

全日本選手権 ROUND4 茂原 金曜日

全日本選手権は3ヶ月のインターバルが明け、千葉県・茂原ツインサーキットにて開幕した。
FA-KART RTはこの金曜日から走行。エースドライバー佐藤奨二はユーズドタイヤのみでの走行となったが、全体でもまずまずのラップタイムを記録。NEWタイヤ投入組と変わらない走りで、明日以降さらにタイムを縮めていくであろう。
藤松楽久、伊藤巧作は慣れないコースながら確実に自己ベストを更新し、日曜日のレースに向けてセットアップとともに精力的に走行を続けている。
佐々木大河は明日土曜日からの走行となる。

今回から参戦となるKF2の佐伯新は、朝からエンジンのナラシを済ませ全開走行へ。全体でもまずまずのラップタイムを記録。NEWタイヤ投入は明日以降であるので、期待がもてそうだ。

ちなみに本日は作業が多く写真がありません。

2010年9月1日水曜日

BIREL TIA 2011年モデルチェンジ

YAMAHAジュニア・YAMAHAエキスパートクラスの指定車種であるBIREL Winforce-TIAが2011年モデルチェンジすることとなりました。
大きな変更点はフロントクロスメンバーが32mmパイプになり、フロントの追従性を強化するとともに、長期間使用してもキャンバーに対するヘタリを防げるようになりました。また、フューエルタンクが着脱式になり、メンテナンス性が向上、さらにリアスポイラーが標準装備となります。

BIREL Winforce-TIA(Ⅳ)
ホイールベース :1040mm
メインフレーム :32mm(フロントクロスメンバーのみ)/30mm
ブレーキ :油圧ブレーキ
リアシャフト :40mm
フューエルタンク :8.5L 着脱式
ホイール :フロント130mmAL(ベアリングタイプ)/リア180mmAL
CIKリアスポイラー標準装備
アンダーラインは変更点

シャーシキット価格¥268,000
KT100SD完成車キット¥373,000
KT100SEC完成車キット¥448,000
(税込)

発売予定日 2010年11月1日

なお、11月6日に行われるSL全国大会には使用不可とのこと。ただし、通常のSLレースには使用できることとなりそうです。