2010年5月22日土曜日

2010 World Cup for SuperKF 土曜日



ワールドカップカートレースは5月22日土曜日を迎えた。この土曜日はクオリファイングプラクティス(タイムトライアル)とクオリファイングヒート(予選ヒート)が行われる本番の1日目である。
まずは朝のウォームアップ。10分間ⅹ2回行われる。1回目で藤松楽久、伊藤巧作が出走。前原佳明、佐藤奨二は走行を控えている。2回目の走行で4人とも全員が出走。佐藤はNewタイヤで48.092の3番手。前原はUsedタイヤで48.443で6番手のタイムをマーク。藤松は48.474で9番手とまずまずであったが、伊藤は49.027と49秒台を切れず15番手。まだ調子が上がってこないようだ。

そしてクオリファイングプラクティス。8分間で1回の走行でクオリファイングヒートのグリッドが決まる。例年は2回あるのだが、今年は1回。しかも3回のクオリファイングヒートすべてのスタート順になるため重要。
全車グリーンフラッグと同時に出走。しかし、前原のエンジンに火が入らない。しかし、すぐエンジンはかかりだし一安心。佐藤は他者のスリップストリームをうまく使いながらタイムを稼ぐ。そして47.907と今週初めて47秒台に入り2番手タイムをマークする。さらに出遅れた前原も47.972と3番手を記録。藤松、伊藤はタイム出しに苦労しそれぞれ14、16番手と出遅れる。

クオリファイングヒート1が始まる。佐藤は1コーナーをトップで入るがスライドしてしまい、トップを奪い返される。さらに初期のグリップ不足に悩み、順位を落としてしまう。前原は一時2番手になるが、こちらもグリップ不足に悩まされ結果は4位に終わる。藤松は10位、伊藤は15位。

ヒート2回目、佐藤はまたも抜群のスタートでトップに浮上。前原も2番手で1コーナーに入るが、接触し順位を落とす。佐藤は序盤トップを走行していたが、セット変更が裏目に出て今度はオーバーグリップに悩まされる。前原は無理せず1つずつ順位を上げて4位でレースを終える。佐藤は苦しい展開になり3位となる。伊藤は若干修正したが14位、藤松はスタート直後のアクシデントでリタイヤとなってしまう。(その後トップの選手に7秒のペナルティがかかり、佐藤が2位、前原が3位となる。)

いよいよ3回目、最後のクオリファイングヒート。スタートは三度佐藤のホールショット。ポールのドライバーが遅れたため前原もあおりをくらい順位を下げる。しかし、佐藤はまだセットアップが決まらない。徐々に順位を落としていく。逆に前原は調子が向上し徐々に順位を上げ、佐藤をも抜き4番手まで回復。途中トップだった選手がコースアウトし労せず順位を上げ前原は3位、佐藤は6位に。このまま順位の変動なく終了し前原は3位、佐藤は6位となる。藤松は接触がありながらもしぶとく12位完走。伊藤は15位となる。

3回目のクオリファイングヒート後、トップの選手と佐藤にペナルティの裁定が下され、最終結果は前原が2位、佐藤は11位となる。3ヒート合計の結果は前原が3-4-2でプレファイナルのPPを獲得。ハラダカートクラブにとって国際レースでのPPはプレファイナル、ファイナルを含めて初めての快挙である。佐藤は総合7位、藤松はリタイヤもあり15位、伊藤は16位から挽回を狙う。

明日23日の決勝日の天気予報は雨。FA-KART RTは夜遅くまでパドックに残り明日への準備を進める。








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