10月8~10日、愛知県・美浜サーキットにて2010 ROTAX MAX FESTIVALが開催された。
大人気のROTAX MAXエンジンを使用した日本一決定戦。さらにROTAX MAXの世界大会への切符を争うレースだ。
このレースにFA-KARTユーザーが5名参戦。Seniorクラスに松本祥人(ハルナカートクラブ)、菊池晃功(BEMAX RACING)、遠藤拓弥(FIRST RACING KD)、夷藤大広(FIRST RACING KD)の4名。Mastersクラスに伊藤二男(FIRST RACING KD)の1名が参加。総エントリー台数は160台となった。
最大の66台がエントリーしたSeniorクラス2グループに分けられた公式予選は松本が21位、菊池は31位、遠藤が51位、夷藤は66位。この公式予選の結果で4グループに分けられたドライバーは総当たり戦の予選ヒートに突入。その土曜日、天候はひどい大雨となり、走っているカートはモーターボート状態。厳しいコンディションのなか、予選通過を果たしたのは松本。松本は3位、10位、4位と順調にフィニッシュし総合8位。菊池は39位、遠藤は49位、夷藤は52位となり惜しくも予選通過はならずディヴィジョン2の決勝を走ることとなった。予選を通過した松本は2つポジションを落とし10位フィニッシュ。しかし、ここまで来るとほぼタイム差の無いMAXクラス。まだまだ優勝へのチャンスは残されている。
先に行われたSeniorクラスディヴィジョン2ファイナル。スタートからトップの選手が猛烈な勢いで逃げ始める。2位以下の集団はバトルを繰り返しているためかラップタイムが上がらない。そんな中その集団を抜け出したのは5番手スタートの菊池。単独2位に躍り出るとトップの選手を追いかけ始める。遠藤も15番手から徐々に持ち前のスピードを発揮し追い上げる。ファイナルラップ、トップを追いかける菊池であったが、その差は取り返しのつかないものになっていた。しかし、2位の座はその後脅かされること無くフィニッシュ。ディヴィジョン2とはいえ激戦のレースでの上位フィニッシュとなった。遠藤は最終的に6位フィニッシュ。夷藤も完走を果たし結果23位であった。
いよいよディヴィジョン1のファイナルヒート。PPは金石勝英(K.M.R./TONYKART)。全日本選手権SuperKFでFA-KARTを使用する藤江龍弥(KEINS with HRS/TONYKART)は5番手。松本は10番手からの追い上げ。スタートからMAXらしいバトルの連続。上位、中位、下位ともハイレベルな争いが展開。その中、ディヴィジョン2同様トップの選手が逃げ始める。その後方は混戦から抜け出した藤江。松本も徐々に順位を上げている。多くのドライバーがベストを尽くしてレースを続ける。トップはセーフティマージンを築き上げ、2位藤江も安泰。3位争いは松本が浮上する。そしてチェッカー。優勝はポールトゥウィンを達成した金石。2位は藤江、3位は松本であった。
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