2010年7月23日金曜日

酷暑!!熱中症対策を


先日の鈴鹿選手権では快晴に恵まれ、気温もグングン上昇しました。最高気温は35℃オーバーの猛暑日になりました。
カートレースは99%野外イベントです。ここで気をつけなければならないのが「熱中症」です。
熱中症とは、「暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な反応より生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態」とあります。
要するに体にたまった暑さ(熱)が体の中でうまく解消されず、溜まりきって起こる疾患となります。
軽い程度であれば多量の発汗、倦怠感など。重い症状になると自己体温の調整機能が失われ血液の凝固など深刻な事態に陥り、多臓器不全、最悪の場合は死亡する可能性があります。毎年何人かはこの熱中症で亡くなる方がいます。決して対岸の火事と思わないようにすることが大切です。
酷暑の中でのカート走行ではドライバー、メカニックともに対策が必要になります。特にドライバーは激しい運動を行っているわけであるから注意が必要。

対策は以下のことを。(抜粋に近いので詳しく知りたい方はYahooなどで調べましょう)
・急な激しい運動を避ける。 ⇒走行前準備運動などを行う。
・こまめな水分補給。 ⇒一気に大量に飲むのではなく、少しずつ体に吸収させる。このときは水、コーヒーなどは避け、スポーツドリンクを補給する。
・暑さに徐々に慣らしていく。 ⇒エアコンの効いた車内などからすぐに出てコースインするのではなく、走行前に暑さに慣れておく必要がある。
・服装に気をつける。 ⇒できるだけ軽装をするのが理想ですが、ドライバーはそうはいきません。しかし、パドック時は風通しのよいTシャツ、短パンで過ごしましょう。できるだけ濃い色の服装は避ける。裸体になるのも太陽の熱が直接体に浴びてしまうとめ避ける。メカニックは帽子もかぶるのも良いでしょう。
・個人の状況に応じて対処する。 ⇒暑さに強い人、弱い人というのはありませんが、慣れやすい、慣れにくいはあるそうです。特に気分が悪くなったら即走行を中止し、日陰の風通しの良い場所で十分な休憩を取ることが大事です。

休憩しても改善しない場合は病院へ行って医師の診察をうけるようにしましょう。大丈夫と思っていることがもっとも危険です。

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