2010年9月23日木曜日

2010 CIK-FIA WorldCup For KZ1 & KF3

SuperKFのワールドカップは毎年鈴鹿で行われるが、KZ1とKF3はこの時期に同時開催にて行われる。今年の舞台はポルトガルのBRAGA。1周1286mでハイスピードとテクニカル両方の特徴を併せ持ったチェレンジングなサーキットだ。

KZ1クラスは今年INTREPID勢が大活躍。Lammers, Bas(INTREPID/TM)をはじめ多くの有力ドライバーを揃える。タイムトライアルでトップを獲得したのはPex, Jorrit(CRG/MAXTER)。2位はRenaudie, Manuel(PCR/TM)。3位はLammers, Bas。ちなみにWSKチャンピオンのJ.Thononは参加していない。

予選は3ヒートで開始。Lammersは2ヒートでトップチェッカー。のこりも3位で総合で1位を獲得。TTトップのPexは2位、3位はIglesias, Jérémy(INTREPID/TM)が浮上した。Renaudieは1ヒート目を落とし総合8位だ。

プレファイナルは16周。Lammersはここでもトップチェッカー。WSKでチャンピオンになれなかった悔しさを晴らすような快走。2位はIglesiasが入り、INTREPID勢が1-2体制。

ファイナル24周。CIKイベントKZ1クラスの世界チャンピオンが決定する。スタートから飛び出したのはLammers。2位もIglesiasが追走。3位はプレファイナルで順位を回復したRenaudei。レースはLammmersが独走を築いていく。その後方ではIglesiasとRenaudei、さらにはNinarという聞いたことの無いシャーシを使用するKurki-Suonio, Oskari(Ninar/TM)がバトル。レース中盤の18周目、Kurki-SuonioがRenaudeiをパス。3位に浮上。最終的にLammersは2位に5秒以上の大差をつけて見事ワールドカップを獲得。2位はIglesiasが守りINTREPIDが1-2フィニッシュ。3位はKurki-Suonioが表彰台を獲得した。

若きカートドライバーの争いKF3クラス。日本で言うFPジュニアクラスに相当する。タイムトライアルはINTREPIDの新鋭Albon, Alexander(INTREPID/TM)。予選ヒートは総勢78台ということで5グループに分けられ、それぞれ4ヒート行う。このような予選ヒートは総当たり戦ですべてがTTの結果順からスタートする。TTの比重が重いと思いがちだが、予選の4ヒートもすべて上位で安定しなければ予選通過はならない。ひと時も安心できない激しいレース形式だ。
予選の総合1位を獲得したのはAlbon。その4ヒートの予選すべてトップチェッカー。文句のつけようの無い走りでプレファイナルのPPを獲得。2位はVerstappen, Max(CRG/MAXTER)。元F1ドライバーJ.Verstappenの息子になる。3位はOlsen, Dennis(ENERGY/TM)。

プレファイナル、Albonはこの12周のレースもトップを守り通した。Verstappenは5位に後退。変わって2位に入ったのはJones, Edward(ZANARDI/TM)。3位はGasly, Pierre(SODIKART/Parilla)。

ファイナルは20周。Albonはスタートからトップを守る。途中一度2位に後退するものの、次の周にはトップに返り咲く。中盤から2位に浮上したのはVerstappen。3位はO'keeffe, Callan(FA-KART/VORTEX)が浮上。レースは最後まで目の離せない展開にはなったが、順位の変動は無くそのままチェッカー。Albonはすべてのヒートで1位を獲得し優勝。INTREPIDはKZ1も制しているのでこのレースは完勝。2位はVerstappen。3位はO'keeffeだった。

KZ1ファイナル ⇒http://www.cikfia.com/News2010/Braga/KZ1FINALR.pdf
KF3ファイナル ⇒http://www.cikfia.com/News2010/Braga/KF3FINALR.pdf

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