2010年11月7日日曜日

2010 TOYOTA/YAMAHA SL全国大会

第34回目を数えた2010SL全国大会は11月6~7日の日程で静岡県・つま恋カートコースにて開催された。

ハラダカートクラブからはSL中日本シリーズYAMAHAジュニアクラスチャンピオン、辻元拓馬が同クラスに出場。
事前練習を2日間行い、レースウィークは金曜日から走行を始めた。
その金曜日、3回のフリープラクティスで辻元は、思ったようなタイムが出せず苦しい展開。トップからもコンマ7秒ほどギャップを抱えている状態でこの日を終える。続く土曜日、午前中に行われたフリープラクティスの2回で少しでも差を詰めようとセッティングを変更しながら走行したが、ここでもまだ調子に乗り切れない。
そしてこの土曜日は、公式練習+タイムトライアルが行われる。非常に短い時間でタイムを出さねばならないこのセッションで辻元はとりあえずの自己ベストを更新する。しかし、トップからはコンマ8秒の差がまだあり、順位は21番手となった。
迎えた日曜の決勝日。朝行われた公式練習ではいままでと全く違う方向でのセットアップを施しコースイン。本人なりにもドライビング修正しながらのセッションであったが、このセットは完全にハズレになってしまう。結果は1秒3遅れの27番手。
YAMAHAジュニアクラスはフルグリッドの28台で予選落ちはない。セットを戻し、ドライバーを信じて予選ヒートに向かう。


予選ヒートは12周。スタートで辻元の前のドライバーがスローダウン。辻元はそれを避けようとダートにタイヤを落としスピンを喫す。最後尾まで順位を下げてしまう。辻元は諦めず追い上げを開始し、ひとつずつポジションを上げる。結果は20位でスタート順位から1ポジションアップさせた。
そして決勝ヒート。周回数は20周。スタートが切られ辻元は、アクシデントをうまく切り抜ける。2周目には12番手までポジションを上げ、さらに前方のマシンを追走する。ペースもこのレースウィークで最もいいタイムを叩き出している。しかし、この大会に出場しているドライバーはジュニアクラスのトップランカーのみ。バトルを繰り返し必死に走る辻元。13周目、他のドライバーに乗り上げられストップ。辻元の全国大会がここで終わった。
パドックに戻ってきた辻元は悔しさをにじませていたが、このレースは辻もとの来年に必ずつながっていくであろう。

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